特別養護老人ホーム静風苑
岐阜県大垣市に開院した特別養護老人ホーム静風苑様看板サイン工事のお手伝いをさせて
いただきました。
今回は施設コンセプトもある程度お任せいただきました。
老人ホームだからと言って施設施設した寒々しい感じは避けたかったので、できるだけ暖かみのあるサイン計画を考えました。
その中で、入居者の家族も意識した広い世代にも受けのいいデザイン性を考慮し、尚かつ分かり易いシンプルさも追い求めるという難しい挑戦になりました。
戦略的な細かい事はここでは書けませんが、一言で言えばこの施設自体を「一つの町にする」ということ。
故に「2階」や「2F」というような表記ではなく「2丁目」という表記にし、各階北と南に別れている事から「北町2丁目」という独特の表記に。
これにより、施設だと「2階の北側の5におじいちゃんが入っている」となるところを、「北町2丁目の5番におじいちゃんが住んでいる」という居住部屋が
一つの住所のようになるという雰囲気を演出。
一つの住所のようになるという雰囲気を演出。
もちろんそれにする事によって分かりづらくならないよう、誘導や表記の仕方には気を使って分かり易くしています。
その基本コンセプトをベースに各サインを展開して行きました。
●【ロゴコンセプト】
「特別養護老人ホーム・静風苑」というネーミングは決まっており、あとはお任せという状態からのスタートでした。
そこで建設予定施設のイメージパースを見ながら、地域性や戦略等も考慮して数案をデザイン。
いずれも留意したのが、老人ホームだからと言って「いかにも」な雰囲気にする事を避けつつ、あまり奇抜になりすぎないデザインをご提案いたしました。
そしてクライアント様のご意向に近い者を選定していただき、そこから細かなブラッシュアップ作業に入りました。
その中でよりコンセプトを確定させて行き、この施設の存在意義を共有。
この作業が今後の施設にとって大変重要なファクターとなって来ます。
そうして出来上がったのがこちらの最終ロゴとなりました。
●【基本コンセプト】
「草原の中での平穏で心地よいひと時の中、頬をくすぐる程度の静かで柔らかな風が吹いているというイメージ。入居者の方が居心地良くなるのはもちろん、
訪れる家族の方にも安らぎの空間を提供するという意思も込められています。フォントに関してはしっかりとした明朝体を元に、文字の接合部の角張りを
なじませて柔らかな印象にしてあります。そしてアクセントとして「風」をアレンジして動きのあるロゴに仕上げています。
訪れる家族の方にも安らぎの空間を提供するという意思も込められています。フォントに関してはしっかりとした明朝体を元に、文字の接合部の角張りを
なじませて柔らかな印象にしてあります。そしてアクセントとして「風」をアレンジして動きのあるロゴに仕上げています。
●【カラーコンセプト】
「せせらぎ、水の都大垣市静かな風、心地よい空間草原、芝生、平和な日常静かな風と時間、水の都大垣市」